切り絵作家・デザイナー タンタン

切り絵作家・デザイナー タンタン

切り絵作家・デザイナー タンタン

子供の頃、祖父の古美術ギャラリーで中近東文化の古代美術品のスケッチを重ね、大昔の人たちが残したもののなかから、「時の流れ」という、人の手では生み出すことのできない普遍的な美学や哲学を学んだ。

幼少期より本物に触れた独特な感性で、「切り絵の和」と、「オリエンタル美術」の雰囲気を合わせたオリエンタルモダンの世界観を、漆や金箔等日本本来の伝統工芸技術を加えることで表現。金箔と漆の独特な風合いで、朽ちていく最中で出来たひびやかすれ等を表現し、オリエント美術・アンティークの味わいを作品に取り入れている。

「美に焦がれ、光と陰を経験しながら、ようやく掴み取る一筋の光の瞬きにこそ、本物の美は宿る」そんな美しさの本質に迫る作品が人気を博しており、KIRIEBIJOUにおいては、『現代(いま)を生きる、凛とした女性のライフスタイルを変える』という、あらゆる女性の日常に寄り添い、普遍的な輝きをもたらすジュエリーとしてのブランドを築き上げている。

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KIRIEBIJOU略歴

2017年 「KIRIE Jewelry」として、素材のままのカジュアルなアクセサリーからブランドをスタート。

2018年 ブランド名「KIRIEBIJOU」商標登録、箔素材を用いてのフォーマルジュエリー製作スタート。

2019年3月、10月にファッション系産業展「PLUGIN」出展。

9月パリ・ポルトドヴェルサイユ Whos next にて出展と同時に、パリ・ノールヴィルヴァント展示場 Maison & Objetにてグループ出展参加。

10月発行 繊研新聞 10月発行「PLUG IN TIMES 掲載。

2020年 1月 パリ・ノールヴィルヴァント展示会場 Maison & Objetにてブース出展

6月おもてなしセレクション受賞

10月東京ビッグサイトギフトショー 出展

2021年1月 東京都美術館ミュージアムショップポップアップ

2月 特許権取得 (特許第6858417号)

2月東京ビッグサイトギフトショー 出展

3月 ショップチャンネル出演

6月 集英社出版マリソル「働く女のカバンの中身」掲載

9月 ショップチャンネル出演

10月産業店くらしのフェスティバル

出店/新宿高島屋、大阪高島屋、名古屋高島屋、大宮高島屋、西武池袋、松屋銀座、新宿小田急、大宮エキュート、東京エキュート等

切り絵デザイナーが織りなす、新しいファッションの世界

高校卒業後アメリカに留学し様々な文化の影響を受け、それに触発されて帰国後に切り絵デザイナーとして制作活動をスタートさせたタンタン氏。

特に中近東文化を中心とした古代美術品から大きな影響を受け、オリエンタルエレガンスとモダンな作風を主流としている。

​ここ数年、 切り絵デザインをファッションに落とし込んだ作品として、ジュエリーの制作をスタートさせ、 軽やかなつけ心地で水に強く、丈夫な素材で出来ている紙ジュエリー “KIRIE Jewelry” や切り絵 ・ 漆 ・ 金箔の、3つの伝統工芸技術を用い、 繊細な和洋のデザインの透かし彫りで、アンティーク風にした “HAKU( )”、そして金箔の下に見え隠れする黒漆を残す事で古代風にした “FUWARI (ふわり)” など、それぞれの素材感にこだわり、 古代美術をインスピレーション泉としている切り絵デザイナーならではのコンセプチュアルな世界観を表現している。

一方、 ファンタジー感溢れる売れ筋商品のデザインも手掛けている。代表的な商品として、 逆さに開いたり閉じたりすることができる傘ブランド “CARRY saKASA”。

販売元であるインタービジネスブリッジとのコラボレーションにより実現した、雨の日が楽しくなる月夜の傘は、 これまでにないアートとファッションの融合として、日常生活の中で楽しむことができるアイテムとなっている。

そして最近では海外での作品発表にも積極的に取り組んでおり、 2019 年フランスのパリで開催されているファッション展示会 “フーズ ・ ネクスト” を皮切りに、 2020 年 1 月には、 同じくパリにて開催されている “メゾン ・ エ ・オブジェ” にも出展予定。日本の伝統工芸技術をファッション&インテリアアイテムに落とし込み、世界で発信していく。 切り絵デザイナータンタンの創作の世界はますます広がりを見せている。

​(繊研新聞 10月発行「PLUG IN TIMESより)

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